消臭にも「危険な消臭」がある

世の中に出回っている消臭商品は、ニオイを消しているのではなく、実はニオイを他の香りでごまかしているだけのものがほとんどだとお話ししましたが、それ以外にも注意しておくべきことがあります。それは除菌成分配合となっている、除菌・消臭剤についてです。

もし今、お部屋で消臭・除菌スプレーを使っているとしたら、その成分を気にしたことがありますか?

実は、市販されている消臭・除菌スプレーには、界面活性剤や防腐剤、塩素系の成分が含まれているものが多いようです。誤って目や口に入ってしまったり、肌への刺激になったりすると、大変危険です。たとえ、直接皮膚などに触れないように気を付けていたとしても、空気に舞ったスプレー成分を呼吸をしたときに鼻から肺に取り込み、それが蓄積されて身体に悪影響を及ぼすということも考えられます。

家族やペットのことを考えて使っている消臭剤が有害なものだったら…なんて恐いですよね。ですから、今お使いのものが本当に安全な消臭成分なのかどうか、じっくり確認してみてください。

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 「安全な消臭剤」と「危険な消臭剤」を比較

実際に販売されている消臭剤のうち、「安全だとされている消臭剤」、「危険だとされている消臭剤」を取り上げ、その違いについて比較してみます。

※これは効果や価格の面ではなく、成分や安全性の面での比較です。

比較項目 消臭剤A(危険とされるもの) 消臭剤B(安全とされるもの)
内容量 370ml 210ml
金額 650~800円 1,890円
消臭法 マスキング消臭法 イオン化結合による急速イオン消臭法
消臭成分 トウモロコシ由来消臭成分、有機系の除菌成分(Quat/クウォット)、水溶性凝集成分、香料(フローラル系など)、水 ブドウ糖由来の天然成分、液状イオン交換体、有機系抗菌剤、エタノール、精製水
香料 あり なし
消臭の持続時間 数分経てばニオイが復活 ほぼ一日持続する
安全性の確認 皮膚刺激性、皮膚感作性、吸入時安全性、誤使用時の安全性など、全ての安全性関連事項の検討を行っているとされているが、検査機関やデータなどの具体的な公表はされていない。 各種検査機関における、皮膚に関する安全性試験、毒性試験で、安全性の確認(データ)が公表されている。
販売場所 主にスーパー、ドラッグストアなどで販売 自社のホームページや、インターネットの通販サイトなどで販売。

【消臭剤Aの特徴】

頻繁に洗濯できない布製品(カーテンやじゅうたんなど)に噴きつけて消臭する、スプレータイプの消臭剤で、除菌効果もプラスされている。水をベースに、「トウモロコシ生まれの消臭成分」、化粧品や薬用石けんに使われているものと同じタイプ「有機系の除菌成分」、野菜や果物に含まれる酸と同じ成分を配合。

【消臭剤Bの特徴】

製品に含まれる消臭成分がニオイ分子と出会ってイオン化結合し、その化学反応によってニオイの物質を臭わない分子構造に変化させるという、特殊な消臭法を採用。これによって、シュッとスプレーするだけで瞬間的に消臭され、その効果も持続。製品の主原料は、「ブドウ糖由来の天然成分」と「液状イオン交換体」なので、とても安全性が高い。

このように比較してみると、成分こそ全く違うものの、どちらも防腐剤や塩素系の成分など使われていないようですし、特に害を及ぼすものが含まれていないよいうに思いますよね。だた危惧すべきは、商品にはありのままの成分が全て表示されているわけではないということです。

危険だとされている消臭剤Aは、植物系(トウモロコシ)由来の成分と謳っていますが、実は天然成分ではなく、化学物質が含まれているといわれています。

この製品を使っていると、目が痛いなどの症状が起こるケースがあるとかで、それは除菌成分として入っている、第4級アンモニウム塩(※)という化学物質が原因のようです。また香料も使われていますので、本当の意味での消臭にはなっていないのかもしれません。

※第4級アンモニウム塩…陽イオン界面活性剤で、基本的には非生体向けの消毒薬。主に家具、床などの消毒に用いる。

化学物質がすべて悪いものだとは言いきれませんが、この化学成分の入ったものを使った場合、目が痛くなるとか、アレルギー性のぜんそくが発症するなど、人体に危険を及ぼす可能性があるようですので、その場合はできるだけ人や動物がいない時にに使用するなど、正しい使い方をするように気を付ける必要があります。

商品に表示されている成分をそのまま鵜呑みにするのではなく、いろいろなところから情報を引き出して、本当に安全で効き目は確かなのかを自分自身で確認することが大切です。

「除菌してくれるから安心」というような判断だけはしないように、気を付けましょう!